「フィニイ128のひみつ」紺野 あきちか
2006/09/30 (Sat) 23:32
![]() | フィニイ128のひみつ 紺野 あきちか 早川書房 2003-07 オススメ度:★★★☆☆ by G-Tools |
空想世界(RPG)を現実世界に組み込んでしまおう!という発想は面白かったですし、序盤はかなり楽しめました。
しかし、いくら「本筋に関係のないことをだらだらと話すのがきらい」な主人公の一人称で進むストーリーでも、RPGにおける戦闘シーンをはしょっちゃダメでしょう。
「さっきの戦闘はスゴかったな!」で済まされちゃぁ困りますよ。
RPGにつきものの主人公の「成長」も分からないし。
題材を生かしきれてない!
しかし一番の衝撃は、最後まで読んでも「フィニイ128のひみつ」が全く分からなかったという事。
もしや、と思って数えてみた節の数は128ありましたが、分かった事はそれ位で、叔父さんがその言葉を遺した理由はもちろん、問題は何1つ解決していなくて。唯一の手がかり「六F.−断章128−」を頼りに推理してみるものの、無理でした。(断章は普通に読んでいると読み飛ばします。)
キー材料があまりにも少な過ぎる。
消化不良もいいトコロですが、誰か違う作家が調理し直してくれないかな、と思う位、発想は面白かったので星3つ。
亡くなった叔父が遺したことば―「フィニイ128のひみつ」。その謎を追うわたしに届いたのは、熱狂的な参加者たちが全世界で展開するノンヴァーチャル・ライヴRPG『W&W』への誘いだった。
剣と魔法にタイムトラベルと何でもありの設定をもとに、さまざまな派閥が相争う壮大なる“ごっこ遊び”。“光の戦士”となったわたしは、混沌とした虚構世界の危機を救うべく、いつしか奇妙な使命感に囚われはじめていた…。
希薄化するリアルと肥大化するフィクション―現実と虚構の無意識の転換を迫る震撼のデビュー作。
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