2008/081234567891011121314151617181920212223242526272829302008/10


バケツ

4163243100バケツ
北島 行徳
文藝春秋 2005-09-07
オススメ度:★★★★☆
by G-Tools


表題作を含めた中編3編の連作。
どこから読んでも話は分かりますが、ここは素直に一番最初から読みましょう。
話が進む度に職が増えている神島には苦笑を禁じえませんが、同じように話が進む度、劇的な成長を遂げている【バケツ】には驚かされます。
また、神島の周りに集まる人は次々と増え、彼の人柄の良さが伺えます。

さて【バケツ】の成長を描く本作は、神島の成長を描く作品でもあります。
その辺り、坂木司「青空の卵」シリーズに似ているかな。
読み終わった後、ほんわか幸せな気分になれる作品です。

マッチョだが気が弱い神島は、就職先の養護施設で「バケツ」というあだ名の少年と出会う。
やや知的障害と盗癖があり、親兄弟にも見放された彼と同居を始めた神島は、生活費を稼ぐため、日焼けサロンや無認可保育園を立ち上げるが―。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

パレット

4334742653パレット (光文社文庫 ま 15-3)
前川 麻子
光文社 2007-06
オススメ度:★★★★☆
by G-Tools


ハナとウミ」よりは動きがあったけれど、これも淡々小説です。
主に主人公の一人・尚美の一人称で進む話ですが、9話の内何話かは、他の誰かの一人称になっています。
どれもこれも、特にコレと言って面白くなかったのですが、唯一、伊原の一人称で進んだ「青い愛」は読みやすかったし面白かったです。
あとは可もなく不可もなく。
できれば、ちょっと変わった考え方を持つ(もしくは精神的に早熟な)絵麻視点の作品が読みたかったな。

文庫落ちに伴って、表紙デザインが変わりました。
あやかはよく「ハードカバー版のが良かったわぁ」と言うのですが、コレは文庫版のがお洒落ですね♪

大人じゃないから分かることも、いっぱいある。
それぞれの事情を抱える、今どきの優等生でも劣等生でもない少女たちの姿を描く。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

ハナとウミ

4575235350ハナとウミ
大道 珠貴
双葉社 2005-09
オススメ度:★★★☆☆
by G-Tools


何がどうと言うわけでもない、淡々と日々の生活を綴った作品。
その「日々の生活」が、わたし達から見たら平凡じゃない結構な大事件だとしても、やっぱり淡々と進んで行きます。
銀色夏生「ミタカくんシリーズ」のようなユーモアな淡々ではなく、本当にただただ淡々と…。
ハナとウミの二人は、『精神的な恋人』ぽいなぁと思いました。

なんか、この世界あきたね。
ハナ16歳、ウミ15歳。父親違いの姉弟。
青春を満喫中の母を訪ねて沖縄へ。
ふたりなのにひとり。ただ漂う、南の島で…。
「成長」をテーマに綴る物語。
『小説推理』連載に加筆、訂正して単行本化。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

インストール

インストールインストール
綿矢 りさ
河出書房新社 2005-10-05

オススメ度:★★★☆☆
by G-Tools

念願かなってやっと読む事が出来たインストール。
しかし期待した程でもなく(よって評価は星3つ)、たぶんわたしの好みではなかったのでしょう。
全選考委員絶賛・文藝賞受賞作という事で、スゴイ作品なんでしょうが、どのへんがどういう風にスゴイのかイマイチ分かりませんでした。
でも、かずよしみたいな子が本当にいたら、是非ともお話してみたいです。
こんな小学生はそうそういまい。

つまらなくはなかったです。
1時間程で読める本なので、まだ読んだ事がない人は一度読んでみては?

映画化される以前に、実は漫画化もされています。
わたしは原作よりも漫画の方が構成とかも上手くて面白かったです。
こちらは星五つつけても良いカナ。オススメです。

女子高生と小学生が風俗チャットでひと儲け。
押入れのコンピュータから2人が覗いた<オトナの世界>とは?!

第38回文藝賞受賞作。
テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

蹴りたい背中

蹴りたい背中蹴りたい背中
綿矢 りさ
河出書房新社 2003-08-26

オススメ度:★★☆☆☆
by G-Tools

何でコレが芥川賞なのか分からないのですが、話題作ですし、弟が友達から借りてきてくれたので読んでみました。
インストール」と同じく、はみ出してしまった女子高生が主人公。
話の作り方も前作と変わらず、少々読後感の悪い終わり方。
インストールもイマイチだったのですが、コレと比べるとインストールの方が面白かったです。
インストールは一気読みでしたが、コレは途中で飽きてしまい二回に分けて読みました。
少々カライ事を言えば、三作目も似たような作品だったら、わたしは彼女(綿矢りさ)を見限ります。
世間が評価している程作品に魅力を感じないし、二作品とも題材も展開も似ていて新鮮味に欠けます。
得意分野というものもありますが、さすがに三作品同じとなると「こういうのしか書けないんだな」と判断せざるおえないです。

第130回芥川賞受賞決定!愛しいよりも、いじめたいよりももっと乱暴な、この気持ち。
高校に入ったばかりの“にな川”と“ハツ”はクラスの余り者同士。
臆病ゆえに孤独な二人の関係のゆくえは…。
テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

side menu

ようこそ!

あやか

Author:あやか
初めての方はこちらをご覧下さい。
ayaka's しょっぷはじめました。

ブログ内検索↓

カテゴリー

アーカイブ

コメントThanks!

勝手にブックマ

-

RSSフィード

side menu

最近の記事

お買い物☆

今週のベスト5



MATERIAL