バケツ
2008/01/05 (Sat) 20:38
![]() | バケツ 北島 行徳 文藝春秋 2005-09-07 オススメ度:★★★★☆ by G-Tools |
表題作を含めた中編3編の連作。
どこから読んでも話は分かりますが、ここは素直に一番最初から読みましょう。
話が進む度に職が増えている神島には苦笑を禁じえませんが、同じように話が進む度、劇的な成長を遂げている【バケツ】には驚かされます。
また、神島の周りに集まる人は次々と増え、彼の人柄の良さが伺えます。
さて【バケツ】の成長を描く本作は、神島の成長を描く作品でもあります。
その辺り、坂木司「青空の卵」シリーズに似ているかな。
読み終わった後、ほんわか幸せな気分になれる作品です。
マッチョだが気が弱い神島は、就職先の養護施設で「バケツ」というあだ名の少年と出会う。
やや知的障害と盗癖があり、親兄弟にも見放された彼と同居を始めた神島は、生活費を稼ぐため、日焼けサロンや無認可保育園を立ち上げるが―。






