江戸闇からくり
2006/10/08 (Sun) 09:20
![]() | 江戸闇からくり 羽太 雄平 学習研究社 2004-05 オススメ度:★★★★☆ by G-Tools |
どれも面白い位に起承転結がはっきりしていて、何よりそのどんでん返しに目を見張ります。
ただ、作品世界に入って行くまでが大変だったので星は4つ。
時は江戸、良い意味でも悪い意味でもそれが徹底しているので、それを飲み込むまでが大変なんです。
口語で書かれているのに、どこか理解し難いと言いますか。
でもそれは作者の力量がないわけじゃなくて、これはそういう作品なんです。
読み慣れるまでが大変なだけ。
久しぶりに手放しで評価できる短編集に出会えました。
築地では名の知れた漆器商「大津屋」の女主人・阿衣は、信州のろくろ師の娘だが、江戸に嫁いで五年目に流行病いで夫に死なれ、翌年には先代夫婦までも失ってしまう。
一番番頭の藤六は娘に接するように阿衣の面倒をみるが、若い頃に放蕩無頼の末、先代に拾われた男だった。
そんな二人が大捕物に関わることになる「駆け落ち脅し」など、江戸情話・傑作七篇。
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