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シャワー

4048735977シャワー
喜多嶋 隆
角川書店 2005-03-25
オススメ度:★★★★☆
by G-Tools


内容は特筆するほど良いわけではないのですが、一気に読ませる文章の魅力があります。
よってオマケで星4つ。
サブタイトルがスゴク良いと思った。この作品にピッタリ!

「大人の恋愛小説」まさにその通り。柔らかく、ゆったりと読ませる作品。読み終わって改めて見ると、ナルホドな表紙。

本田哲男、36歳。カメラマンとして成功をおさめていたある日、哲男は親身に異変を覚える。
手が震えてシャッターが押せない。恋人を抱いても勃たない。
「原因は心の“金属疲労”」と医者は言う。休むしかなかった。
ひたすら走ってきた成功への日々が、音をたてて崩れ去る…。
傷つき、故郷に戻る哲男。
そんな時、一人で食堂を切り盛りする女性・凪に出会う。
彼女の逞しさ、生命力あふれる純朴さに惹かれていく哲男。
やがて、二人は恋愛関係に。
彼女との交わりに生と性の回復を感じる哲男。だが、凪はある理由から、どうしても最後の一線を越えることだけは拒んだ…。
求め合いつつも、ひとつになれない切なさを本音で描いた、大人の恋愛小説。

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:本・雑誌

ひょうたんから空

4101434239ひょうたんから空―ミタカシリーズ〈2〉
銀色 夏生
新潮社 2002-06

オススメ度:★★★★☆
by G-Tools

ミタカくんと私」の続編。ミタカシリーズ第2弾。

少しは恋愛が絡んでくるのかしら?と思ったのですが、相変わらず淡々と物語りは進んでいきます。
ついに家に戻ってきたお父さんですが、その時とった家族+ミタカの反応が普通じゃなくって注目です。
相変わらず、のんびりマイペースで生きていく人々でございます。

人間くさくてノーテンキなミタカは、あいかわらず家族の一員のようにいつもいる。
三月、南向きのぬれ縁に何か植えようか、と相談していると、家出中のパパが帰ってきた。
そこで、みんなでひょうたんを作った―何かを愛する時、愛するものがある時、愛していいものがある時、人はやさしくなる。
そしてそのやさしさは、ただやさしい。「ミタカくんと私」に続く、ナミコとミタカのつれづれ日常小説。
テーマ:*恋愛系* - ジャンル:本・雑誌

ミタカくんと私

ミタカくんと私ミタカくんと私
銀色 夏生
新潮社 2000-06

オススメ度:★★★★☆
by G-Tools

これは恋愛小説ではありません。
この話にラブを求めてとっかかると、とんでもない裏切りにあいます(笑)
終盤、少し色気が出たかしら?とも思ったのですが、そのままサラリと終わっちゃいましたし。
本当に何でもない日常をつづった作品ですが、中々味があって面白かったです。
続刊もあって、詳しくはこちら

一見とっつきにくいけど、顔がいいから女の子にモテる。
幼稚園から一緒だったという理由で、いろいろな人にミタカくんのことを聞かれたりする私の家に、ミタカは日常的にいついている。
うちはママと中学生のミサオ、パパは家出中。
だからいつも4人で、ごはんを食べたり、テレビを見たり、日々は平和に過ぎていき、これからも続いていく―ナミコとミタカのつれづれ恋愛小説。
テーマ:*恋愛系* - ジャンル:本・雑誌

キッチン

キッチン/吉本ばななキッチン/吉本ばなな ※画像・題名・著者名をクリックでセブンアンドワイに飛びます。
キッチンicon
吉本ばななicon/著、新潮社
価格:420円
オススメ度:★★★★★

どうしよう・・・と読み始めてしばらくして震えた程に良かったです。
恋愛小説(キッチンは違う?)は元々あまり読まないのですが、ミステリ(概して血生臭い)ばかり読んだ後だったので、こういう話に飢えていたのかもしれない。
表題作『キッチン』と短編『ムーンライト・シャドウ』が収められています。
どちらも「死」が濃厚に絡みついた話で、ある意味血生臭いんですけれど。
著者は身近な人を亡くした事があるのかな?絶望する程身近な人を亡くした事のないわたしですが、リアルに感じました。
読んだら古本屋に持って行くつもりだったのですが、思い直して本棚へ。

家族という確かにあったものが、年月の中で一人ひとり減っていって、自分が一人ここにいるのだとふと思い出すと、目の前にあるものが全て嘘に見えてくる――。
唯一の肉親の祖母を亡くしたみかげが、祖母と仲の良かった雄一とその母(実は父親)の家に同居する。
日々の暮らしの中、何気ない二人の優しさにみかげは孤独な心を和ませていくのだが…。
世界25国で翻訳され、読み継がれる永遠のベストセラー小説。

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ラヴレター

岩井俊二/ラヴレター岩井俊二/ラヴレター※画像・題名・著者名をクリックでセブンアンドワイに飛びます。
ラヴレターicon
岩井俊二icon/〔著〕、角川書店
価格:460円
オススメ度:★★★★★

本を開けば続きを読まずにはいられず、読み終わっても余韻に浸れる作品に出会えた時ほど嬉しい事はありません。
刹那に楽しくても、それが持続する作品は意外と少なく、そんな中この作品は本当に良かったです。
こんな風に、のめり込むように読んだ本は「キッチン」「ルー=ガルー」以来。
通学途中の一時間弱で一気に読み上げ、朝一で友達に「コレすごく良かった!」と言って貸し、その友達も授業の合間をぬって読み「泣くかと思った」と帰り際に返してくれました。
映画化されているのですが、活字のキレイなイメージが壊れそうで、とてもじゃないけれど見れません(笑)

雪山で死んだフィアンセ、藤井樹の三回忌に、渡辺博子は想い出に封印するかのように、樹が中学時代に住んでいた小樽に手紙を出す。
ところが、今は国道になっているはずの住所から返事がくる。
天国の彼からの手紙?博子は再び返事を書き、奇妙な文通が始まる。
もうひとりの藤井樹は何者なのか?
二度と戻れないその場所から、大切な何かがよみがえってくるのだった。

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